カタログの撮影って

ちょっとーーー。

この間は外、真っ白。雪じゃなーい。

今日は冷気。。。。

あーん。寒いわ寒いわ。。。。

 

と、うなっている私の丁度３－４年前、2月はなんと

大手カタログ業界では夏号撮影の真っ最中！

現在、配布をご希望の方には各社より春号の通販カタログが

続々と配布されていますよね。

 

夏号の撮影が一番堪えます。。。。

朝真っ暗な中４：３０起きで現場６：００

モデルも、ヘア・メイク・衣装の各スタイリスト・カメラマンも

同じ。ただ勝負は１４：００まで。

 

冬の外ロケは１４：００すぎるとどのように撮影しても

黄ばんであがってきて写真修正しても無理なんです。。。

モデルさんは外気０度のなか、にこやかにタンクトップ。

かわいそ。。。

それを見る私たちはカメラマンの撮影したデジタルデータを瞬時に

モニターで確認してOKかそうでないか、判断します。

でも待ち時間がながいのよーーーー。

ホカロン前後6枚貼りよ。ほんとに。

トイレもないから、水分もとらない。

美しく上がる写真の裏には苦労の結晶が。。。。

 

さて外ロケが終わるとスタジオへ。

殆どが都内ですが、たまーに千葉だの横浜だのどこかの

ハウススタジオを使用させてもらうんですが、勿論

暖房もない。。。

寒いのよ。寒いのよ。本当に。動かないからなおさら寒いのよ。

道路工事の夜間で作業している皆様の気持ち、初めてわかったわ。。。

 

さて、肝心のモデルさんメイクの崩れはないものの上がった写真には

よく見ると鳥肌と硬直した筋肉の筋が。。。

あー。すみませんね。本当に。

 

じゃあ、全部スタジオにすりゃいいじゃん。

という方もいらっしゃると思うのですが、２００P前後のカタログで

それはあり得ません。

お読みになられている方は無意識だと思うのですが、飽きちゃうんですよね。

コンテンツごとに緩急をつけて、同じ商品でもお客様がご自分でさもその場で

着用しているような想像の手助けをしているんですよ。

そうすると、「ああ、いつこれをきたらこんな感じで素敵になるんだーっ」て

思うわけです。

 

各社メインカタログと呼ばれるものは現在「配布」もしくは

ネットで「デジタルカタログ」で配信されているわけですが、

私は違ったのよ。

 

書店版っていうやつも担当していたから、コンビニだの書店だのに

配布販売する係もやっていたわけよ。

それと、売れない弱いカタログってなったときダイジェストといって

売れる商品だけ再編集して再配布して「みなさああああん。買ってえええ」

と、声なき声で配布という形で叫ぶわけです。

 

年間に春・夏・盛夏・秋・冬・冬特集号６冊のメインカタログとダイジェスト版４冊に加え、

書店版７冊の発行。

あら年間１７冊も発行していなのね。今気が付いたわ。

よく働いたもんだわ。

家に帰ってなかったもん。殆ど。

 

ところで皆様もご存じのように紙媒体（ファッション雑誌とかも）

って売れなくなってきました。

みなデジタル化。コンビニに置かせてもらうのも一苦労。

だーって、雑誌を置く棚みんな狭くしちゃうんだもん。

取次で本置かせろ攻撃してもウンとはいかないわけよ。

しょうがないわよね。

でも一部で、紙媒体も復活しているんだって。シニア層で。

 

そうはいっても大手通販各社はやっぱりカタログが基本で

それをネット掲載して足りないものは新規で「ネット限定販売」って

するのよ。

 

MD担当者の方、品管の方、オペレーターの方、

本当にお疲れ様です！

辛口じゃないわね。。。