私は感性や感覚で物事を見るのが嫌い。

 

でも「それって大切なものなんじゃないの?」って

思われる方、多いと思います。

 

何故そんなことこの人いうのかなぁ。。。なんて思っちゃいますよね。

これは私が初めて大手アパレルの販売員を経てMDをやりその後、通販の

企画MDとして採用された時の事から始まります。

 

販売員やアパレル企業のMDは「出来上がっている商品をいかに売るか」が一番重要です。

基本的な商品知識があっても本当の事は知らない。

 

アパレル商品が出来上がるにはいわゆる、糸の原料・現反・染色から始まり商品デザイン

パターン・型入れ・縫製・それにつかう縫製の糸・ボタン等の資材・最後に納品まで

必要な袋のサイズ・ニットなどアタリがでないように薄紙を入れるなどQC(品質管理)

縫製工場でのスケジュール、展示会や納期等の年間スケジュールと予算など

ここまでは何の知識もない販売員は知らないわけです。

アパレルのMDは展示会商品で納品先からの発注をうけ納期、販売、資金回収、在庫

管理までしかやりません。

 

私が初め通販での2社目のアパレル商品企画の担当になったとき、全く別のお仕事の

担当になったわけです。

デザイナーに近いものですね。

商品企画まではいいのですが、素材を決め、価格交渉、そこまではいいのですが

実際の商品のサンプルチェック。

これが一番堪えました。なぜならば着丈・袖丈・身丈・前下がり・天幅・肩幅

の商品サイズを実際に決めたりボタンホールのサイズ・資材の発注・納品形態まで

全て指示しなければいけませんでした。

 

初めて、ニット製品や布帛製品のJISに対する基本の肩幅・身丈・袖丈・

どの位置からどのように計ってウエスト位置を入れていくか、等

本当に商品を作成する側になったのです。

これ以外カタログ誌面のデザインもやっていたのですが、校正などは

前の会社と一緒。

 

最初、1社目の通販会社で企画した商品がQCがやれ「バランスが悪い」やれ

「なんとなく重いデザイン」等、抽象的なことで物事が進んでいくのです。

皆、まわりはもとパタンナーかデザイナーで知識があったから、

そのようなことは「ツーカー」で分かっていたらしいのですが、

販売員出身者ではその「なんとなく」が分からなかったわけです。

 

よくある新入社員に「何かわからないことある?」と、聞いても

「聞く質問の内容すら分からない」状態だったのです。

 

元デザイナーやパタンナーのいう「感覚的」なことがさっぱり分からず

「ええいーーー!なにがどういう根拠で重く見えんだよっ!!!」

と、心のなかで思っていたわけです。

「その根拠を説明しろよっ!!!」と思っても皆、感性や感覚の

人たちなので「あんたにわかんの?だってそうなんだもん。」的な感じでした。

悶々する日々が続きます。。。。

 

さて、そんなことを言っても始まらないので、とにかく今売れているもの

売れていないものの誌面構成を100%とするとその中でモデル掲載の

比率が何%で、商品の見える比率が何%なのか、なにがどういう根拠で

売れているのか、売れないのか、もう自分なりに調べてみたりしたわけです。

 

この感覚論は全て数値化されて立証され綺麗に見える、美しく見えるとは

まず一定の比率で決まる事がわかってきました。

ついでにモデルのポーズ・商品に対する背景色・商品の並べ方・コピーの配置

書体・フォントなども、販売するに適したもっとも適切なバランスが

ようやくわかってきたわけです。

実際に商品を作る側の立場になったとき初めて分かったことも

多いのです。

 

しかしながら条件を満たしていても売れ筋、死筋といわれる売れる商品

売れない商品がでてきます。

これは、価格が高い・競合他社にもっといいものがあった・家で洗えない

・トレンドでない等、お客様のいちゃもんがあって売れないわけです。

 

私がパーソナルカラー診断を推奨しているの診断する人のスキルは根底にありますが

決して感性や感覚、何となく、で決まるものではなく

個人の持って生まれた肌の色・髪の色・目の色からドレープをあてて

お顔の反射から一番お似合いになる色を決めていくというシステムに

信頼をおいているからです。

 

パーソナルカラー診断と骨格診断をすれば

個人個人がお持ちになる資質を120%以上引き出せる。

美しくなったことで自身が生まれる。その成功体験で脳は

さらに刺激を受け、さらに美しくなろうとする。

美しさはモチベーションを保ち続けなければ維持できません。

これは努力です。

しかしこの努力が報われたときには 脳内で快楽物質が分泌され、

「美しくなる喜び」に変換されるのです。 これが美しくなる連鎖の法則なのです。

 

また、お似合いのカラーが決まれば余計なお買いものをせずとも

トーンや素材・色調が決まるので少ないお洋服の量でもフルコーディネート

が可能になり着こなしの幅が広がります。

 

又、診断時にはその方の身長からプリントの柄、

ジャケットでお似合いの着丈、等を具体的にサンプルを使用し

何故、着こなしに美しさが出るのかを何センチとご案内します。

 

「美しく見える」「綺麗に見える」に何となくはないのです。

「垢抜けて見える・上品に見える」にも何となくはありません。

「ダサい」「田舎くさい」にも何となくはないのです。

 

全ての現象には「根拠」がある。

 

これを診断時に御理解していただくようご説明させて頂いております。

 

あ、まじめに書いちゃった。

お笑いを期待していた方、今日はすみません。。。

2000文字超えました。

お読みになられた方、お疲れ様です。。。。

 

 

 

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