内情を知っているので何とも言えませんが、

この2冊ほぼ同梱されて皆さまのお手元に届きますよね。

 

そうすると、企画室は違うのですが、商品担当のMDはもちろんの事

制作会社も変わるわけです。

同時期に100ページを超える編集をキャパの都合上、制作会社も作れないし

印刷会社も作れないわけです。

スケジュールの関係もありますが、お客様へは別の見え方のものが必要なわけです。

同じようなものが2冊届いても魅力的に感じないでしょ?

 

ディノス・ベルーナ・ベルメゾン等大手通販では様々なカタログを

優良顧客に何冊も送ります。

「どれか、どれでもいいから買ってくれればいいな。」という考えです。

考えとは確率の問題なのですが。

例えば3万冊送っても購入人数はその1%にすぎません。

その1%に企業は全てをかけているのです。

 

それはそうと、今回、差がありすぎますよね。

出来上がりに。

タレントの力に全て頼ろうとすると、無理が出てきます。

撮影内容も、商品内容もLUARに劣っていますね。

表紙、安っぽい。ありえない。だれが買うんだろう。

すみませんが、事務所の方、これ本当に校正OKしてるんですかね?

 

 

それに比べて、LUARは商品内容は関係なく制作会社が素晴らしい。

モデルのキャスティング、編集、コンテンツ、よくまとまっています。

このようなカタログは強いんですがね。

 

しかしながら、この頃よくこの時期に届く春号のカタログ。

各社でも配布時期をどーしよーか。こーしよーか。と思案のしどころ

ですが、この寒い時期に春号の品揃え大丈夫って?感じですが、大丈夫じゃないですよね。

寒い時期に春物なんてピンとこない。

梅春ものも入れるんですが、なかなか難しいんですね。

どこの会社も決算の都合上、これから次に配布される夏号が勝負。

2月末から3月末にどーんと配布されるカタログですがこれが売れないと

年間売上を落とすに等しい悲惨な結果になります。

冬号なんて売れたところで販売期間が短いのと、万が一ヒット商品を

出したところで生地のリピートオーダーが間に合わない。

ツイードなんて生地から作り直したら1カ月もお客様を待たせるなんて

無理無理ですからね。

 

今はカタログも配布しますが、ネット掲載もあります。

ネットからの購入はたしかに増えているのですが、

大手4社はまず配布カタログの企画をして

シーズンの基盤を作っていきます。

なのでネット掲載のみという商品は

テスト的に新規VENDORの商品を掲載しアタリをみている

状況なのです。アタリがよければ晴れてメインカタログ掲載に

なります。

 

今年はどうもどのカタログ各社も特化した打出しがなく

勢いや、やる気のない仕上がりですね。

市場のトレンドに「これ」というものがないからでしょうかね。

よくあるパターンですが。

 

さて、このような場合どうしたらいいのでしょうか?

 

そこの企画室で「今年はたとえ世間が違うと言ってもこれを売るのよ!」

っていう強い打出しが必要です。

 

何でもい一つていうわけではなく、「今年のトレンドはOO」

トレンドでなければ心情に訴える「痩せて見える!」だの

「もて子になる!」だのなんでもいいのですが、強いコンテンツが

必要。

「だれが何といおうと、これを着てもらうんだっ!」って強気の

通販企画無くなりましたよね。

 

また、それにあう品揃えが出来ればいいんですが、毎シーズン

大変ですよね。

楽天の出店レディースアパレルのほうがよほど勢いがありますね。

 

企画側現場ってのは、終わっても、終わっても、次から次へと次号の

企画に追われるので、へとへとで、やっと春のカタログが出たと思いきや

今頃は夏号の撮影準備をしている所。

 

企画担当者の方、お疲れ様です。

がんばってね。

楽しい企画と素晴らしい商品が上がれば購入しますからね。

楽しみにしていますよ!!!

 

 

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