さて、前回のファションのコラムで通販においての売れ筋は年代関係なく
大体どこも一緒。なーんて極論を申しました。
なーんか、田中さんって大胆な発言。そんなこと易々といっていいのー？
な感じですが。。。。
それでは上記は、今年のある１社だけの通販会社の典型的な売れ筋の一部です。
どこだか、ピンとくる方はかなりの通販お好きな方。
でもこの３種類のお洋服。
どこでもよく見かけますよね。
ターゲットは４０代以上なのですが、実は２０代をターゲットに
している下記の写真もある通販の売れ筋。
どーですか？微妙にデザインは違えど、考え方は一緒でしょ？
この写真を選ぶのに苦労はしていません。同じようなものはどこにも
ありふれているんですから。しかも去年から。いや通年春の売れ筋だからです。
私は００歳だからって、どこかのお店やブランドを決めつける事はないんですよ。
もちろん、ヤングとシニアではマスターパターン（原型となる基礎的な型紙やサイズ）
は多少なりとも違います。又、素材自体も価格によって国産のものを使用したり
韓国製や中国製の流れものを使って安くつくったりします。
店頭商品と通販の売れ筋は大体一緒ですが、一部違います。
手に取る事が出来ない分、細かな縫製やデザインは写らないのです。
そのかわり、誰にでもはっきりわかるデザインアピールとカラー・プリントの
雰囲気が手に取るように分からないと、ネットで見ようとカタログで見ようと
細部まではわからないのです。
又、返品を防ぐために曖昧な記述は出来ないという事も大きなポイントです。
写真がファッション雑誌のように素敵に撮影されても
ご自宅に到着した時、御試着した時、どのような再現性があるかが
求められるのです。
そして一番の問題はサイズと質感。
通販をよくご利用されている方は生地が厚ければしっかりしている。
ペラペラだと安っぽいと思いがちです。
ここがMD（マーチャンダイザー＝企画担当者）の悩み所で
美しいシルエットを追及するがために薄手の生地を使用するが
それを安っぽいと判断されてしまう。
ある程度、商品に対して知識がある方ならまだしも
全く通販初心者の方にはその言い訳は通用しないわけです。
某通販はカットソータンクトップなのに、あるまじき厚さで製品を
作っています。
もー、どこまで顧客に媚びてんだか辟易とします。
どれを選ぶかは貴女次第。
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